こんにちは、ピグミーです。

「英検3級の二次試験って、どんななの?」
「英検3級の面接試験って、難しい?」
「合格点は?勉強法は?」
「不合格になったらどうしよう、緊張する」
こんな悩みにお助け記事を書いてみました。
一次試験の合格発表が終わってから、ほんの数週間で準備しないといけないですよね。

効率良く対策する鍵は、「質問されたことに答える」

そんなの当たり前じゃないか(オコ!)
誰が「質問されたことに答え」ていないんだ!
と思いがちですが、実は不合格になった方たちの多くは、勘違いや、緊張、準備不足で「あさっての方向むいている回答」をしてしまってるパターンが多いんです。
なので、この単純だけど奥が深い英検3級二次試験に受かるコツを、少し裏ワザ的なものも含めながら、ご案内していきます。
わたしが個人的に指導している生徒さんたちも、今からお伝えする方法で勉強し、たった数回の練習で3級の二次試験に受かっています。皆さんにも受かって欲しいので、この記事を書くことにしました。
実践練習用の動画も作ったので、ぜひ使って練習してみてください。(^^)
英検3級 二次試験の内容を説明
採点方式

まず、一番重要なこと、採点方式
「減点法」です。
点を落とさないことが大切!
公式に発表されているわけではないですが、「加点法」で採点って、どうやってするんですか?
この言葉を言ったら「1ポイント」みたいな方法だと、採点が大変^^;
一方、減点法だと、「あ、ここは文法ミス」「あ、単語が読めない」「あ、僕が言った指示に従っていない」等、減点ポイントが明白です。
問題の種類

この辺りは、英検関係の問題集や、ネットの情報で良くご存知だと思うので、深くは追いません。アウトライン的に少し説明しておきます。
1.音読 (5点)
2.パッセージについてのQ&A (5点)
3&4.イラストについてのQ&A (各5点)
5&6.受験者についてのQ&A (各5点)
で面接試験が構成されています。そのほか、アティテュード(3点)というものがあり、試験中の態度等が測られます。
合格ラインは33点中19点あたり(およそ6割得点)で、CSEスコアに換算して353/550です。
合格するには、何をしたらいいか?
二次試験の対策問題集は買ったけど、どうすればいいの?と不安な方に、詳しく面接試験での合格点の取り方、を教えます。
アティテュード(3点)

まず、アティテュード点。3点しかありませんが、1点でも足りないと、不合格です。これは素点での1点ですから、CSEスコアに換算したときには、1点ではすまないほどの差に発展します。
この「アティテュード=態度」点ですが、なんなんこれ?ですよね。試験中の礼儀正しさ?
普通の「面接」であれば、態度といえば→身だしなみ、言葉使い、礼儀、明るさなどですよね。
しかし、私たちは英検を受けてるだけで、別に「就活」してるわけではないので、そこら辺は全く自由で、気にせず挑んでください。
では、どんなことが「態度」として評価されるのか?
答えは「英語でコミュニケーションを取る態度」です。
想像してみてください、
あなたは野球のテストを受けています。(そんなテストがあるか知りませんが^^;)
一次試験は「野球のルールや、プレイに関する筆記試験」と位置付けるとすると、二次試験は「実技」の試験です。
3級の実技試験は難しい野球技術を披露する場所ではなく、とりあえず「面接官とキャッチボール」できるかどうか?の試験だと思ってください。
キャッチボールは、ひとりではできません。最低でも二人はいりますよね。
球を投げられたら、受ける。そして投げ返す。相手の立っている場所まで届く球を投げ返さないといけないですしね。
これです、英検の面接もこの「英語で話しかけられたら、英語で話返す」そして、「面接官に届くような声で話す」なども大切です。
「言葉のキャッチボール」この辺りを意識して面接に挑むと、心配することはないと思います。
第一に、「相手を理解しようとする姿勢」。すなわち、会話中にわからないことがあれば、「聞き直す」
第二に、「相手に自分をわかってもらおうと、表現する努力」。要するに、声の大きさ、話し方など、相手にわかり易いように喋る、ということです。
音読 (5点)

二次試験の面接室に入ると、受験票の確認後に問題カードが手渡しされます。
そこには、20秒ほどで読める文(パッセージと呼びます)と、イラストが描かれています。
音読する前には、黙読の時間をもらえます。
偶然にも(笑)黙読で与えられる時間は「20秒」です。
ポイント
初めて見た英文、気分もテンパリマックスな面接の冒頭で、いきなりその英文の日本語訳を考えだすと、最後まで目は通せません。
英文への質問は1つだけ。なので、書いてある全ての内容を知っていなくとも、良い点はでます!
ここでは、ひとつひとつの単語が正確に読めるか?確認タイムだと思ってください。久しぶりに見た単語たちもいるでしょう。思い出してあげてください。
そしていよいよ音読です。
焦らず、ゆっくりでいいので、自分のペースで読んでいきます。噛んでしまって「緊張大爆発」になっても、安心してください。
面接官も朝からずーっと緊張してる受験者を見ているので、なんとも思っていません。
間違えたかな?と思ったら、その文頭から読み直せばいいのです。(もちろん、限度はありますが)
読めない単語が二個くらいなら、まだ大丈夫!不合格にはならないです。
パッセージに関するQ&A(5点)

パッセージを読み終えると、いよいよ質問が飛んできます。
“Please look at the passage. Why do some people go camping in the summer?” みたいな、「パッセージを見てください」に続いて、「なぜ人々は、△△するのですか?」的な質問がされます。
そうです、「WHY? – なぜ?」と言う質問です。
なので、答えは「BECAUSE – なぜなら」で初めてください。
答えのある場所は、パッセージの本文の最後から二番目の文にたいがいの場合あります。(無い時もあるかもしれません^^;)
答えが隠れている最後の文は通常
“Some people want to enjoy the outdoor activities in the nice weather, so they go camping in the summer.” みたいな文です。
「人々は〇〇したいので、彼らは△△する」のように書かれているのです。
なので、答えでは Because 彼らは(人々は)〇〇したいから」と言います。
“Because they (some people) want to enjoy the outdoor activities in the nice wether.” と言うふうに、文章のカンマ前の文に、Because をつけて、主語をTheyに置き換え、あとはそのままカンマまで読み上げるだけです。
簡単ぷー!
イラストに関してのQ&A その1

“Please look at the picture.” から始まります。
そう、イラスト全域についての質問です。
なので、イラストには…
「数」How many ? 系の質問
「場所」Where? 系の質問
「何」What? 系の質問(レア)
で攻めてきます。
イラストには、通常5人ほどの人物が描かれています。
場面は英文パッセージのテーマに基づいたものです。
「数」How many?系
を聞かれる場合は、5人ほどいる登場人物がその特徴でグループにされます。例えば、ユニフォームを着てる人たち、メガネをかけている人たち、帽子をかぶっている人たちなどの数を聞かれます。なので、着用している “wearing” という単語が頻出してます。
動物の数も頻出です。
「場所」Where?系
を聞かれる場合は、イラスト中の「物」に注目です。”on the table” 机の上の本や花瓶、”on the wall” 壁にかかっている時計、動物(猫、犬)がどこにいるかが出題されやすいです。
もちろん、ここでしっかり覚えておかないといけないのが、前置詞です。
on、in、under、near ( by ) この辺りは、使えるようにしておくのが、得策です。
ちなみに、イラストでよく机なのか、テーブルなのか?迷う時がありますが、引き出しが付いているものは、”desk” で、引き出しがついていない物が “table” と考えておけばいいと思います。
イラストに関してのQ&A その2

“please look at the man with a hat.” のように、イラストに登場するある人物にターゲットを絞って攻めてきます。
イラスト中の5人ほどいる登場人物の、「身体的特徴」「服装」などで人物を特定する力が必要です。
身体的特徴は性別や年齢(the woman、the man、the old woman、the old man)
服装や髪型(with long hair、with a hat、with glasses)など
で特定されます。
そこから2パターンに分かれます。
パターン1(吹き出し付きの人物)
イラスト中に吹き出しがくっついている人物がいれば、その人物について聞かれます。
その場合、質問内に”is going to”がついていて、「何をしようとしていますか?」と未来を聞かれます。なので、”She / He is going to 〇〇.” と言うふうに、吹き出しの中の行動を動詞で表せるようにすることが求められます。頻出動詞は “to read”、”to wear”、”to take a picture”、”to sit on”、”to swim”などです。覚えておきましょう。
パターン2(吹き出しがない人物)
イラスト中に吹き出しがない人物についての質問は、「何をしている最中ですか?」と現在進行形で聞かれます。なので、”She / He is 〇〇ing.” と答えてください。
頻出動詞は、パターン1とかぶります。
受験者についてのQ&A その2

ここでは、受験者であるあなたについての質問が飛んできます!
必勝法は、始めから答えを決めておくことをおすすめしています(笑)
疑問詞を使った質問文なので、答えを想定することは意外と簡単です。
日本語であっても、「夏休みにはどこに行きますか?」「趣味は何ですか?」と聞かれたら、とりあえず「え?んーと」としばらく考えてしまいますよね。
なので、ここはとりあえず「英検4級の面接用」にフェイクでも真実でもどちらでも構わないので、人物像を用意しておきます。
用意する人物像(サッカー好きの人)
趣味;サッカー
好きなこと:サッカー
好きなテレビ番組:サッカー
週末にすること:サッカー
夏にすること:サッカー
好きな食べ物:ポテトチップス
はい、わかっていただけましたか?
全てサッカーというキーワードを中心とした単語で、乗り切ります。
“Where would you like to go this summer?”
→”I want to go to play soccer.”
“What are you planing to do this evening?”
→”I’m planing to play soccer.”
“What is your favorite TV show?”
→”soccer”
なように、前もってリスト化しておくことを強くお勧めします。
ちなみに、「ピアノの練習」”practice the piano” も人気のあるキーワードです。
受験者に関するQ&A その2

今度は、Yes、No で答える質問がきます。(時々、Which do you like better, A or B? もあります)
“Do you like to 〇〇?”
“Do you watch TV everyday?”
“Do you often use computers?”
“Are you a member of 〇〇?”
“Have you ever been 〇〇?”
など、yes か no で答えることから始まります。
Yesで答えると、さらに深く踏み込んで、”tell me more” 攻撃で「理由」的な物を聞かれます。
そこのあたりは
“I like to 〇〇 because it is fun ( interesting ).”でたいがい乗り切れます。
ここでの問題は種類がたくさんあるものの、あくまで「受験者自身について」の質問なので、文法がめちゃくちゃ間違えていなければ、そこまで減点はくらいません。(そのはずです)
プチ裏ワザ
大きな待合室に待たされた後、5人くらいのグループごとに、面接教室へ案内されます。
待っている間は皆静かなので、耳をすましてください。
ひょっとしたら「面接室の会話が聞こえてくるかも…」
試験日の問題は統一されています。なので、前の人がしている問題をあなたも受けるのです。
会場や、受験者の個人差がありますが、はっきり聞こえなくても「ボソボソ」聞こえる程度で、どんなトピックで話しているかがわかる時があります。その時は、ラッキーですよね!自分の順番を待っている間に、質問の答え方を考えられるのですから。
試験、頑張ってください!
最後まで読んでいただいて、ありがとう ^^