英検2級 二次試験、面接に受かるコツ その1

英検必勝法

みなさん、ようこそピグミーです。

英検二級の一次試験、突破するのって本当に大変ですよね!

わたしも高校2年生の頃に不合格をくらってからの、リベンジ組で頑張って合格したのを憶えています。

無事一次試験合格の通知でやたら喜んだんですが、突然

pygmy
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「二次試験どうしよう」
「どんな対策をすればええのん?」
「失敗したらどうしよう」

などと、通知書に書かれてあった二次試験の会場の地図と日時をみて、「そうやん、一次試験の後には、二次試験があるねんやん(^◇^;)」と現実の厳しさに気づき、マジあわてました。

今回の記事は、その一次合格後の「天国な気分」からの「地獄の不安」を解消するために、少しでもみんなのお役に立ちたくって、書くことにしました。

緊張する(母国語の日本語でも「面接」となると、キンチョーしますよね)中で、一番有効だと思う方法は、「システマチック」すなわち、AがきたらB、そしてC。その後はDをする。

というふうに問題解決法のロードマップを作って、それに粛々と従って前に進んでいく事だと思います。

これから紹介する英検2級二次試験の面接に受かるコツは、わたしの生徒さんたちに指導している内容と全く同じです。もちろん、良い結果もついてきています。(最年少合格者は小学五年生です。)

そんな記事を書いているわたしは、はばかりながら英検1級、某法人でTOEFLとTOEIC等を指導、自分で経営している塾では英検受験の指導を十年ばかりしています。

それでは、早速始めるとしましょう!

英検2級二次試験 面接

採点法

「減点法」です。

公式に発表されているわけではないですが、そもそもアウトプット(ライティング、スピーキング)試験で、「加点法」で採点って、どうやってするんですか?

この言葉を言ったら「1ポイント加点」みたいな方法だと、採点が大変^^;

一方、減点法だと、「あ、ここは文法ミス」「あ、単語が読めない」「あ、僕が言った指示に従っていない」等、減点ポイントが明白です。

なので、ここは「減点法」であることは、間違いないと思います。

英検2級 二次試験の内容と配点を説明

突然「2級」から受験される方は少ないと思います。みなさん、すでに英検の面接試験を一つ二つは経験済みだと思いますが、とりあえず簡単にことの流れを書いておきます。

  1.  音読 (5点)
  2. パッセージについての読解問題 (5点)
  3. イラストでストーリーテリング (10点)
  4. 受験者についての質問 その1(5点)
  5. 受験者についての Yes/No question (5点)

で面接試験が構成されています。そのほか、アティテュード(3点)というものがあり、試験中の態度等が測られます。

アティテュード点を少しでも上げるために、「面接官との英語のキャッチボール」を心がけてください。満点とはいかずとも、2点はスコアしたいですね。

ちなみに、スコア1=普通、スコア2=良い、スコア3=とても良い なので、ダメもとで元気よく、意欲的に見えるように振る舞えばいいのでは?!(しかし、どうしてもここの得点は、面接官との相性もあるので、かなりグレーな領域だと言えます。)

合格ラインは33点中19点あたり(およそ6割得点)で、CSEスコアに換算して460/650です。(受験者の8割ほどが合格しているそうです)

合格するには、何をしたらいいか?

さて、いよいよ実際の問題にとりかかりましょう。

2級の二次試験の解説と対策 (パッセージの読解問題)

次の英文(パッセージ)を20秒で黙読するように指示があります。

その20秒が終わると、今度はパッセージを読み上げるように言われます。

ポイント

単語のセレクションは、発音しにくい物や難読単語は含まれていない(傾向です。)

もちろん、パッセージを構成する単語群は明らかにレベルの高いものとなっていますが、いずれも準二級レベルの単語群で対応できそうです。

英検準二級の時のように、たくさんの複数形を読まないといけないチャレンジは見当たりません。

どちらかというと、難読というより、パッセージの意味合いを短時間でとる、いわゆる「読解系」の作業にシフトしている感じです。

パッセージのトピック

健康=スポーツ、食事、

社会=教育、ペット、ボランティア

環境=ゴミ、消費

がよく出題されるようです。

準二級までとは違い、パッセージに常識で想像できる範囲の「因果関係」が書かれていて、その部分を問い No.1 で聞かれます。

なので、2級からは、「正確に発音する」のはもちろんの事ですが、与えられた黙読(20秒)音読(約30秒)でパッセージの中の「問題提起」→「解決法」の構図を把握することに軸足を置くようにしてください。

さて、実際に例文を作りましたので、一緒に解いてみましょう!

例題 (パッセージの読解問題)

An Important Meal of The Day

Breakfast is the most important meal of the day.  It gives our bodies energy at the beginning of the day.  Fruit, vegetables, and grains are usually eaten for breakfast. People eat a variety of food for such a meal, and by doing so they can take in important nutrients such as calcium, iron, and B vitamins.

Q:According to the  passage, how can people take in important nutrients such as calcium, iron, and B vitamins?

No1. はいつも、According to the passage, how … で始まります。

そして、これはわたしがいつも指導するプチ裏ワザなのですが、パッセージ中の “by doing so” を探し、カンマの前の部分が一番怪しい!と教えています。

なので、みなさんも過去問などで練習される場合、この “by doing so” があれば、参考にしてください。

さて、ご存知のように、how での質問には、by ~ing …で応えます。←ここまでは、準2級の面接のコツと同じですよね。(Whyで始まる質問も過去に出題されていますが、最近は少なくなってきているような気がします)

2級では、「文中から抜き出した部分に、文頭にby をつけて現在分詞(ing形)をつける」、というふうな単純なステップだけでは正解にはならないように仕組まれています。

もうあと2歩ほと踏み込んだ形にしないと、マルはもらえません。

ステップ1
問題文の”take in important nutrients such as calcium, iron, and B vitamins” の部分は本文中にそのままあるので、その前の “People eat a variety of food for such a meal” が、限りなく答えに近いとわかりますよね。
ステップ2
しかし”such” が入っている限りは、「そのような」という意味になり、「そのようなって、どのような物?」な疑問が残ったままなので、”such a meal”とはなんなのか?きちんと置き換えしないといけません。

“such” のような指示語、「そのような」「それ」「それら」等は、普通その文章の直前の文に出てくる言葉を指します。

この場合、”breakfast” がそれに当たります。

なので、”People eat a variety of food for such a meal” に、入れ込んで、”People eat a variety of food for breakfast.” まで持ってきます。

後は、How での質問文に対する応答なので、By から始まる文にしないといけませんので、”By eating a variety of food for breakfast.” にします。

二次試験の面接のパッセージ読解問題の構造と解き方のコツをわかっていただけましたか?

では、この記事はここで終わります。

続きの問題の解説と対策法も後ほど投稿しますので、よろしくね!

最後まで読んでくれて、ありがとう ^^

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