英検2級 二次試験 受かるコツ その4

英検必勝法

pygmy
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英検二級の面接、思ったより難しい!
特に、問題の3番と4番。

daisy
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何かいい対策法はないかな?

こういった疑問に答えます。

2級の面接試験は、4つの問題からなっています。

質問1はパッセージからの答え探し、質問2は3コマ漫画のストーリーテリング、質問3と質問4は社会問題等についての受験者の個人的な意見を言う、構成で出題されています。

ここで気付くのが、質問3と質問4の被り具合。

この点を中心に設問4を対策していきたいと思います。

この記事を書いているわたしは、某法人でTOEFL、TOEICなどを指導、そして個人的には英検受験の指導を十年ほどしています。はばかりながら、英検1級は持ってます。

なので、少しはお役に立てるかと。

それでは、早速書いていきます。

出題テーマの傾向

結論からいうと、面接問題3と、4、テーマからいうと同じなのでは?と思います。

過去問を十数年研究してみた結果、次のような傾向がありました。

教育(頻出)

授業数の増加、教材のデジタル化、携帯電話やスマートフォンの使用、修学旅行、クラブ活動、ボランティア活動など

環境問題

水資源、エネルギー資源(電力、化石燃料、再生可能エネルギー)、リサイクル、食糧問題など

インターネット関連

オンラインメディア、リモートワーク、個人情報、ソーシャルネットワークなど

健康

ストレス、食事、サプリメント、ペット

その他

産業、消費、テレビコマーシャル、人々のマナー、旅行、住宅環境など

以上のような事柄が次のような形式で出題されます。

対策(問題番号3と問題番号4との違い)

次の例題を見てください。

Some people say that young people today do not read newspapers. What do you think about that?

こちらは、英検二級の面接問題3番のための例題です。

Today, many young people do not read newspapers. Do you think young people should read newspapers?

こちらが4番のために書き換えたものです。

出題テーマが被っているので、「ちょっと書き換え」ただけで問題3番も4番もできちゃったりします。

では、なぜテーマがかぶる状態で2問題に分けているのか?

それは、「答え方」を採点するためです。

ま、当たり前なんですけど (^^;; ごめんね。

「答え方」

この「答え方」なんですが、

3番の質問

” What do you think about that?”

というふうに「疑問詞」から始まる特殊疑問文です。(疑問詞から始まる疑問文を特殊疑問文という)

なので、答え方

“I agree.” から始まるのが最適。

一方4番の質問

“Do you think young people should read newspapers?”

というふうに、“Do you think… ?” と聞かれているので、

YES, NO で答えることが必須となります。

なので、この2つの問題の要点は “I agree. / I disagree.” なのか、”Yes, I do. / No, I don’t.” なのか?なんです。

その辺りを基本に応答していきましょう。

さて、この問題の対策です。

上のように “Do you think young people should read newspapers?”

と聞かれて、

“Yes, I do.”

と答えたとしましょう。

すると、

“Please explain.” 

と突っ込まれます。(^◇^;)

ここで、また必ず2文(かそれ以上)で答えを作ってください。

もちろん、分詞構文や、関係詞、接続詞など多岐にわたって凝っている文章を作ることができる場合は、1文だけでもかまいません。

このレベルの文で大丈夫

さて、その2文の詳細です。

一文目

1文目Generally speaking, people should read newspapers.

(一般的に言って、新聞は読んだほうがいいです。)

注意して欲しいのが、これは「模範解答」ではないです。いわゆる巷に売っている英検の予想問題集、過去問題集等に載っている「模範解答」は、もっと踏み込んで、はっきりとした理由を全面的に示すような文になっています。

例えば、

“Not only young people, but people in general are losing interest in what is going on in our society.”

(若者だけではなく、人々が一般的に世間で何が起こっているか、無関心になってきています)

な感じだと、少しは模範解答らしくなっていると思います。

しかし、あなたが緊張感Maxで、初対面の面接官の初めて聞く英語で(どのような英語をお話しになるかは、その面接官によりますし)、社会問題などを突きつけられて、数秒以内に論理的な、そしてもっともらしい答えが英文として出てくる、と云うのは誠にレアなんでは?と考えます。

そこまでしなくても、ぶっちゃけ満点は狙えます。

二文目

2文目It is because they can learn a lot from newspapers.

(たくさんの事を新聞から学べるからです。)

ここで少し踏み込んで「新聞を読むべき理由→いろんなことが学べるから」で論理的な展開にはなっています。

ご覧の通り、英検4級レベルの文で大丈夫です。

模範解答なら

“Reading newspapers is the one of the best ways to learn about current affairs, and it helps young people with their language skills.”

(新聞を読むことは、時事問題を知るよい手段であり、若者は言葉の学習の助けにもなります。)

これだけのものを言えば「上等」だと思いますが、2級のレベルでは “overkill” やりすぎです。

なので、さっくり軽く簡単に “It is because they can learn a lot from newspapers.” くらいの仕上がり度合いで充分です。

問題集等の答えでの模範解答があると思いますが、あのレベルに近づけて努力していくのは大いに結構な話ですが、「合格点を取るためにあのレベルは必要ない」と思っておいてください。

実際にわたしの指導している生徒さんたちも、この問題3、問題4では「2つ文章を作る」「両方簡単なもので良い」を実行して、合格を勝ち取っています。

すごい文章でなくて良い

覚えておいておいて下さいね。

困った時のテンプレ頼み

頭が真っ白になった時のために、テンプレを覚えていくのも良いかもしれません。

Yes, I do.

I think ____________________________.

(下線部に質問文の一文目を”I think” 後に入れ込む。)

It is because ___________________________.

(考えられる理由を入れる)

No, I don’t.

I don’t think _______________________.

It is because ________________________.

さらに、次のフレーズを “It is because” の後に入れるとその場しのぎになる可能性が高いです。

社会問題が起こる場合、たいがいの場合次のことがネックです。

おぼえておくとおトクなフレーズ

− 金額が高い It is too expensive for 〇〇 to __________.
− 時間がない  People are too busy to △△ .
− 面白くない  It’s not fun for 〇〇 to ____________.
– めんどくさい  It is troublesome for 〇〇 to ______________.
– それが正しいことだから It is the right thing to do.
– 面白いから It make 〇〇 happy.
– 便利だから  It is useful.
– 安いから It is cheaper that way.

のようなフレーズを頭に入れておいてください。

そして、〇〇の部分には質問の中の「人物」を入れるといいでしょう。

以上です、

そして、近いうちに無料ダウンロードできる「練習問題」も本サイトよりできるようにしていきたいと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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