みなさん、どうも。

物事に「失敗」した時、それが「成長」のとき!
ただ、「失敗」しただけでは「成長」には繋がりません。
ただただ、辛いだけですやん。
でも、成長につなげることは難しくはありません。
そのコツは「負けた理由」を知ると言うことです。
負け戦、それだけでももう無しにしてしまいたい過去なのに、あえてそれに向かい直す、その勇気こそが次につながるんです。
間違いが沢山ある答案用紙、それこそが宝の山だったりするんですよ!
「失敗は宝の山」の考えを利用して、わたしの子ども達は偏差値75以上の高校へ塾に行かず合格することができました。
なので、失敗した試験を悔やまず、間違えたところをひとつひとつ間違えた理由を考えて、直していきましょう。
英検に落ちた!その最も典型的な3つの原因
- 心構え
- 勉強不足
- 勉強の仕方が間違ってる
これです。

そんなん、当たり前やーん!
と怒号が聞こえてきますが、^^; 詳しく分析していくと当たり前ではなかったりする感じです。

心構え
それでは、まず1番目にあげた「心構え」から説明していきます。
A:気分で負けてる
のっけから「精神論」をぶつけてくるわたしですが(笑)
その「努力でなんでも乗り切る」とか「気合」とかではなく、その前のもっと基礎的な部分です。
努力するとか、気合を入れて頑張るとかは、基本的に「合格するぞ」と言う気持ちがあるから湧いてくるもので、それすらない状態からだとそんなものは湧いてこないです。
気分で負けていると言うのは、自分には「無理」とか思ってしまっているところです。
意外にバンバン落ちる4級だったり、合格する人って凄い!って思ってしまう2級以上だったりすると、「自分は受かる気がしない」気持ちに陥っていませんか?
わたしが個人的に受験指導を10年ほどして思ったことなんですが、「この辺りで正直受かる」って気持ちを切り替えた人が受かっています。
曖昧な話ですが、本当です。
B:甘く見過ぎ
そして、Bの「甘く見過ぎ」な状態な受験生も、ダメだと思います。
これは、「見積もり」が間違っていると言うことで、最初から戦う相手を過小評価している場合です。
これは、「自分の英語力を過剰評価」しているわけではありません。
この状態が現れるのは、4級とか、準1級とか。
5級は案外スルっと合格するので、4級もそんな感じなんじゃないかと思いがちなんですよね。
4級は、本格的な英語試験の顔をチラつかせるレベルです。過小評価は禁物です。
あと、準1級ですが、これまた2級が辛い級なので、それを合格した後の「自分ちょっと英語できる感」が芽生えがちなので、準1級もそのまま適当に単語数を上乗せしたらいけるんじゃないか?的なイメージで挑みがちなのかもしれないです。(もちろん、すべての受験者を表しているわけではありません)

勉強不足
そんなん、当たり前!と言わないでください。
いわゆる「勉強不足」は不合格への近道なのは当たり前のことです。
一方ここでは「どの部分が勉強不足だったのか?」と踏み込んで欲しいと言うことです。
A:単語力が弱い
これは、致命傷。
その級のレベルにあった単語力は大事です。
でもこれを克服するのは、シンプルですよね、「地味な努力を惜しまない」で頑張ってください。
B:熟語力が弱い
これも致命傷。
熟語は実は「盲点」で、たくさんの受験生が熟語を下に見過ぎだと思います。
単語力に関しては、「ムズイ単語」を目の前にして、明らかに意味不明な状態を体感できるので、受験者は「あー、やらないと」と思うんです。
しかし、熟語となると in、on、at、of、up、to、look、take、make、give のようなめちゃくちゃ見慣れた超簡単な単語が書かれているだけで「覚える必要性」をすぐに感じることができないんです。
この簡単な単語を組み合わせて一つの意味をなす「熟語」は、口語ベースの表現です。
なので、会話文が登場する部分には「熟語力」がとても大切になってきます。
会話形式の文は、筆記試験の大体1/3、そしてリスニングなどは半分以上占めているわけです。
そんな中で頻繁に使われている会話ベースの熟語を覚えないのは、もったいないと思いませんか?
その上、単体の単語より、熟語は「絶対数」が少ないので、覚えるとコスパがいいです。
なので、次に受験勉強されるときは、ぜひ「熟語」に熱い眼差しを向けてあげてください。
C:過去問をやっていない
過去問だけがその級のレベルに合致した問題です。
一見なんの事なのか?と思ってしまう意見ですが(笑)
実は、世の中にあふれている「予想問題」「模擬試験」はあくまで「予想や模倣」であって、本物ではありません。
有名な予想問題集等でバッチリ勉強、そして点数も取れた!状態であったとしても、結果が散々たるものだったとかないですか?
それは、その問題集のレベルが実際の英検の問題よりも低かったことに原因があります。
逆に、問題集のレベルが実際の英検の問題レベルより上にブレているときもあります。
市販の予想問題集は説明もきっちりしていて、とても有意ですが、それだけするのではなく、過去問を数年分こなすことを強くお勧めします。
D:文法ばかりに時間をかけてしまっている
英検はゴリゴリの難解文法問題が出る大学入試ではないです。(大学入試試験も最近は改革されてきて、文法事項が減ってきていますが)
文法事項を中心に理解を深めることに時間をかけすぎていると、コスパが悪いです。
文法が必要な部分は、大問1の中で3問ほど、そして作文で基礎的なもの(中1程度)だけです。
英検はとてもバランスの良い試験内容なので、読む、聞く、書く、話すことを中心に考え、入試問題のように、奇妙な文法問題に固執することはありません。安心してください。
文法事項に気を取られるより、熟語をたくさん覚えた方がコスパがいいです。
E:音読が足りない
音読しなさすぎです。
リスニング対策とかってたくさん英語の音声を聞き流しする、これも大切です。
しかし、この聞き流しはとても時間がかかりますし、「聞き流し」の字の如く、「流れてどっかに行っちゃう」感じです。
聞き流す前に、自分で英語を読んでみることを実践してください。
聞き流しはあっても、読み流しはないです。
読むと言うのは、意識しての行為なので、得るものは大きいです。
読むのとリスニングとは別物だと思っている人は、損をしています。
自分で発音できないものは、耳では認識できないと言っても過言ではありません。
なので、しっかりと発音する練習をするだけで、リスニング力はついていくのです。
音読するために特別に問題集とかはいらないです。
英検の問題をときながら、それを口に出して読んでいくだけでOKです。
コスパ最高!

勉強の仕方が間違っている
A:受験級にあったレベルで勉強できていない。
上でも言いましたが、必ず「過去問題集」を勉強に取り入れてください。
B:単語を書き取りしている。
書き取りしなくていいです。英検は学校の試験じゃないです。
5級、4級は全てマーク式、単語を書く機会はありません。
3級以上は作文の部分だけ単語を書く必要があります。
しかし、作文に使用する単語は極力簡単なベーシックな単語に止めるので、ぶっちゃけ5級程度の単語が綴れれば、余裕で合格できます。
なので、単語を覚えると言うことは、「認識することができる」レベルでいいんです。
漢字も「読めるけど、書けない」とかが多いですよね、英検の英単語もそれで上等です。
C:コツコツ勉強している。
英検は短期勝負で挑むのが、コツです。
準備期間は級の難易度にもよりますが、大概6週間くらいガッツリ(本当の意味でのガッツリ)でこなしていくのがいいと思います。
あまりにコツコツしていると、単純に前にやったことを忘れてしまいます^^;
なので、短期集中でガツンと勉強してください。
しかし、コツコツタイプで、それがとても自分にあっている場合は、特に変えることなく進めていってくださいね。
今回もダラダラと書いてしまいました。各項目でもっと深堀りしていきたい気分でいっぱいなのですが、これ以上長いと気軽に読んでいただけないので、ここでおしまいにしておきます。
また別の機会に詳しい解説を書いたものをアップしようと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。(^^)